イラン禁輸で原油価格2~3割上昇

 国際通貨基金(IMF)が25日に発表した報告書によると、イランへの追加制裁で同国産原油の輸出が停止し、代替調達先が得られなかった場合、国際原油市場で価格が2~3割上昇する可能性があるそうです。

 同報告書は、ホルムズ海峡をイランが封鎖すれば、「他の産油国からの代替供給が限定され、一段と大きな価格上昇を招く」と警戒していますが、実際ホルムズ海峡の封鎖は無理だと思います。そうなればアメリカとの全面武力衝突は避けられない上、原油輸出を妨げられる他のアラブ諸国の反発も買うことになるでしょうし。

 ただ、イラン産原油の禁輸の影響は出るでしょう。現在原子力発電所が次々と停止して、再稼働の目処が立たない日本にとっては頭痛の種です。電力の8割以上を火力に頼り、発電コストの急上昇は電力化会社の経営を圧迫するだけでなく、日本の貿易収支も悪化させています。おまけに円高で輸出も低迷していますから、貿易収支は悪化する一方です。

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