ノーベル賞化学者死去

 フロンによるオゾン層の破壊の可能性を指摘し、ノーベル化学賞を受賞したカリフォルニア大学教授のフランク・シャーウッド・ローランドさんが10日に亡くなったそうです。84歳でした。

 フランク・シャーウッド・ローランド教授は1974年、スプレーや冷蔵庫の冷媒などに使われるクロロフルオロカーボン (CFC)、いわゆるフロンガスがオゾン層を破壊することを初めて報告、フロンガス使用の規制の必要性をいち早く訴えた人物です。

 1980年代には実際に南極でオゾンホールが観測されるようになり、1987年にフロンガスを国際的に規制する「モントリオール議定書」が採択。これにより、主なフロンガスは1990年代以降全廃されれることになり、その功績により1995年にマサチューセッツ工科大学のマリオ・モリーナ、ドイツのパウル・クルッツェンと共にノーベル化学賞を受賞しました。

 1989年には日本国際賞を受賞し、1993年にはアメリカ科学振興協会の会長を務めています。

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