スパイスが脳卒中に効果?

 アメリカ心臓協会主催の「国際脳卒中会議」で行われた研究発表によると、カレーに使われる黄色のスパイス「ターメリック」に含まれる色素などから作った新たな合成薬剤に、脳卒中後の脳細胞の再生を助ける効果があるかもしれないそうです。

 この新薬「CNB-001」は、カレーなど南アジアや中東の料理に良く使われるスパイスの一種であるターメリックに含まれる黄色色素「クルクミン」を含み、動物実験で脳細胞の再生作用が示唆されました。シダーズ・サイナイ医療センターのポール・ラップチャック氏によると、ヒトでの臨床試験も間もなく実施される予定という事です。

 研究によると、CNB-001には血栓を除去する働きは無いものの、ウサギに投与すると「1時間(これはヒトに換算するとおよそ3時間に相当する)のうちに、脳卒中が原因で筋肉や運動操作に障害が起きる”運動障害”が減少した」としています。

 ターメリック自体の効用にはこれまで、体内への吸収があまり良くないことや、高濃度で対象に到達しにくいこと、血液脳関門を通過しないなどの問題がありました。しかしラップチャック氏はCNB-001について、「血液脳関門を通過して、脳に迅速に伝達され、神経細胞の生存に関連するいくつかの重要なメカニズムを調整する」と説明しています。

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