小池知事、築地市場移転延期を表明

 東京都の小池百合子都知事(64)は、築地市場(中央区)の豊洲市場(江東区)への移転を、予定していた11月7日から延期することを発表しました。

 築地市場は東京都中央区築地にある公設の卸売市場で、東京都内に11か所ある東京都中央卸売市場の1つです。その規模は、日本はもとより世界最大級で、近年外国人観光客からの人気が高まり、観光地としても知られるようになっていました。

 開設されたのは1935年(昭和10年)で、施設は老朽化が進み、取り扱い数量の拡大によって手狭になった事もあって移転の話は2000年以前から出ていましたが、築地には1000近い(現在600程度)の仲卸業者がおり、中々話がまとまりませんでした。営業しながらの再整備工事も計画され、一部工事が実行されるなどしましたが、結局市場の営業活動に悪影響が出て、完成までに長期間を要するため断念。都は2001年に再整備を断念して豊洲への移転を決定、2004年に豊洲新市場基本計画が策定されました。

 しかし、移転先の豊洲で深刻な土壌汚染が発覚。地下水からも環境基準を超えるベンゼン、シアン化合物、鉛、ヒ素が検出されて移転反対運動が盛り上がり、2009年の衆議院選挙で移転に反対していた民主党が政権与党となり、都議会でも第一党になったことで移転計画は停滞しました。

 その後再び自民党が政権を奪還、都議会でも第一党に返り咲いた事で移転計画は進み、今年11月に移転することが決まっていました。

 小池知事は地下水モニタリングの最終結果が来年1月までかかることから、その結果を待って決断するとして、延期することになりました。

コンプガチャ、消費者庁が中止要請へ

 携帯電話で遊べる「グリー」や「モバゲー」などのソーシャルゲームの高額課金問題をめぐり、特定のカードをそろえると希少アイテムが当たる「コンプリートガチャ(通称コンプガチャ)」と呼ばれる商法について、消費者庁は景品表示法で禁じる懸賞に当たると判断したと言うことです。

 同庁は業界団体を通じ、ゲーム会社にこの手法を中止するよう要請し、会社側が応じない場合は、景品表示法の措置命令を出す方針です。

 コンプガチャは、珍しいアイテムを手に入れようと繰り返しガチャを使う例もあることから、「パチンコに似て依存性が高く、射幸心をあおる」と、以前から批判を浴びていました。語源の由来は、硬貨を入れてハンドルを回すとカプセルに入った玩具などが出てくる「ガチャガチャ」。

 何が出るかはわからないガチャで、特定のカードを揃えるとレアアイテムが貰えるシステムで、ついガチャを繰り返して気がつくと大金を使っていた、と言うケースが後を絶ちません。未成年者が親の携帯を使用してガチャをし、高額な請求をされるケースも多く、社会問題化していました。