ブラックベリー、ハードウエア事業から撤退

 ブラックベリー・リミテッドの28日発表によると、同社はスマートフォンなど全ての携帯端末の自社生産を終了。今後はセキュリティーなどソフト事業に注力するそうです。

 ブラックベリー・リミテッドはカナダの通信機器メーカーで、かつてはリサーチ・イン・モーション・リミテッドと言う社名でした。携帯端末のBlackBerryで知られ、かつては欧米のビジネスマンを中心に広く支持され、175カ国で7000万人以上が利用し、1億5千万台以上が販売されました。

 スマーフォンの元祖、とも言うべき機能で一世を風靡、一時はノキアに次ぐ世界2位のシェアを誇ったBlackBerryでしたが、アップルがiPhoneを発表、Andoroid端末が普及するとたちまちシェアを失い、2012年第4四半期の世界シェアは3.4%、アメリカ市場でのシェアも2%にまで落ち込みました。

 BlackBerryはビジネスマンを中心に支持を得ましたが、それ以外の層には浸透しきれず、そこをiPhoneやAndoroidのスマートフォンに突かれて形勢が逆転。姿を消すことになりました。

ロシア最高裁、オウム真理教をテロ組織と認定

 タス通信の報道によると、ロシアの最高裁判所が20日、オウム真理教を「テロ組織」と認定。ロシア国内での活動を禁じる決定を降したそうです。

 オウム真理教と言えば、1995年に長野の住宅街や東京の地下鉄に毒ガスの「サリン」を散布して、合計1000人以上を殺傷した日本犯罪史上最悪のカルト集団です。サリン自体、過去に人間に対して使われたことの無い毒ガスで、それが世界的な大都市で使用されたことに世界中が震撼しました。

 そのオウム真理教、早くからロシアに進出して多数の信者を獲得。2011以前からモスクワとサンクトペテルブルクでは、オウム真理教から派生した「アレフ」が宗教団体として活動を開始。インターネットを利用した違法な募金活動も確認されています。

 こうした動きを受け、ロシア連邦最高検察庁はオウム真理教を「テロ組織」と認定するよう求め、ロシア最高裁がテロ組織と認定する決定を降したものです。

 そう言えば、ロシア系の信者が逮捕された教祖の麻原奪還を計画している、なんて話も一時ありましたっけ。

難民申請者の財産押収する法案

 ロイター通信などによると、デンマーク国会で13日、難民申請者の所持金や財産の一部を国が押収できる法案の審議が始まったそうです。

 法案は、デンマークへ難民申請をした人から、結婚指輪や家族の肖像画など思い出にかかわる品や携帯電話などの生活必需品を除いて1万クローネ(約17万1千円)を超える現金や所持品を政府が押収し、難民保護費に充てることができるというもの。しかし、事実上の流入抑制策とされ、難民を援助する国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は「(難民申請者の)尊厳への侮辱で、プライバシー権への恣意(しい)的な干渉」と批判しており、法案取り下げを求めています。

 インガ・ストイベア統合相は、同様の措置は福祉手当を申請するデンマーク人にも適用されていると説明していますが、デンマークでは昨年だけで約2万人以上が難民申請、公共サービスを圧迫されるとして国民の反発が強まっています。

 デンマークは元々単一民族国家で、全人口の約90%がデンマーク人。一応移民は認めていますが、欧州一とも言われる厳格な移民法があり、さらに今回の法案ですから、それだけ国民の反発が大きいという事でしょう。

トルコ、シリア国境でロシア軍機撃墜

 トルコ政府の24日発表によると、同国のF16戦闘機が同日、トルコ・シリア両国の国境付近を飛行していた国籍不明の軍用機1機を撃墜したそうです。

 トルコ政府の発表を受けてロシア政府は同日、同国のスホーイ24爆撃機1機が「シリア領内で撃墜された」事を明らかにしました。

 どうやらトルコ軍機がロシア軍機を撃墜したようです。トルコはシリア内戦で反体制派を支持し、アサド政権を支持するロシアとは対立関係にあります。

 シリアが内戦状態になって以降、ロシア軍機によるトルコの領空侵犯が頻発し、トルコ側は神経を尖らせていましたが、とうとうこう言う事になりました。

 この件についてトルコ側は、「5分間で10回の警告を行った後撃墜した」としています。しかしロシア側は領空侵犯を強く否定、対抗措置として外相のトルコ訪問中止。テロの脅威を理由に、ロシア国民にトルコへ渡航しないよう呼びかけました。

 フランスのテロとロシア旅客機墜落により、対ISで結束したかに見えましたが、思わぬ所で綻びが出ました。