中国で邦人拘束

 日本政府の30日発表によると、今年5月に中国の浙江省と遼寧省で日本人2人が中国当局によって「スパイ活動」を理由に拘束され、現在も中国国内にとどめられているそうです。

 拘束されたのは、いずれも日本から渡航した民間人男性。日本政府は北京の日本大使館を通じ、中国政府に2人の安全確保と早期解放を求めていす。

 逮捕された内の一人は北朝鮮出身の元脱北者で、日本国籍を取得し、神奈川県在住。月に1回程度、中国側から北朝鮮との国境地帯などに赴き、北朝鮮の情報収集に当たっていたということです。拘束されたのも、北朝鮮との国境に近い東北部の遼寧省・丹東付近。
 また、6月にはもう一人北京で身柄を拘束された日本人男性がいるとの情報もあります。男性は、北京で脱北者を支援する活動などに携わっていて、銀行口座の不正開設を理由に拘束されたと言うことです。

 中国当局が拘束の根拠とした「反スパイ法」は、習近平政権が治安体制を強化するため、1993年に施行された旧「国家安全法」を廃止し、昨年11月に新たに制定したもので、

 1.国内と海外の組織や個人が、国家の機密や情報を盗み取ること
 2.公務員を扇動、誘惑、買収すること
 3.国家の安全に危害を及ぼす活動

 が対象となります。しかし、「その他のスパイ活動」と言った曖昧な項目も有り、元より中国では共産党政府による恣意的な運用が当たり前。中国側が日本との外交カードに利用する懸念もあります。

エボラ出血熱、死者4000人超え

 世界保健機関(WHO)の10日発表によると、西アフリカで感染拡大が続くエボラ出血熱の感染者が8日時点で8399人となり、このうち死者が4033人に上ったそうです。

 感染による死者は、西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネの3か国で4024人。ナイジェリアでも8人が死亡し、死者数は約2週間で1000人増加するなど、感染拡大に歯止めがかかっていません。

 アメリカではリベリア国籍の男性が入国後に発症、入院先の病院で死亡しています(現在この患者と背蝕したと見られる約100人が経過観察の最中)。また、スペインでは、シエラレオネでエボラ出血熱に感染した神父(25日に死亡)の治療チームにいた看護師が感染。アフリカ以外での初の感染となっています。

 アメリカのオバマ大統領は、エボラ出血熱の感染拡大防止は「安全保障上の最優先事項だ」として、旅行者への検査について追加措置を取る方針を示し、医療関係者らへの支援のために西アフリカに4000人の兵士を送る事も決めています。

中国、水増し統計相次ぐ

 中国で経済統計の水増しが相次いで発覚しているそうです。貿易統計は架空取引により750億ドル(約7兆円)も水増しされた疑いがあり、地方当局が工業生産を4倍近くに過大報告していたことも判明しているとか。

 中国税関総署によると、1~4月の中国から香港への輸出は前年同期比69.2%増の1451億ドルに急拡大していました。しかし当局が架空取引を取り締まった結果、5月の輸出は1~4月より大きく低下したというのです。中国紙の21世紀経済報道によると、1~4月の貿易統計に計上された架空取引の金額は750億ドルに上ったとの指摘があるそうです。
 また、国家統計局は6月14日、広東省中山市横欄鎮が2012年の工業生産額を62億9千万元(約970億円)も水増ししていたと明らかにしました。公表額は85億1千万元でしたが、国家統計局が調べると、実際は22億2千万元しかなかったということです。

 今更、って感じです。昔から中国で発表される数字には、常に捏造の可能性が指摘されきました。地方の数字の合計と、中央政府が発表した数字が合わないとか。世界第2位となったGDPも、実はまだ3位だったとか。

世界に広がる肥満

 「60億人の世界人口のうち10億人が肥満。その一方で十分な食事を摂れない人は8億人いる」「国による差はあっても肥満は世界的に広がっている」。世界保健機関(WHO)は肥満に関してこのように警鐘を鳴らしています。

 世界的に見ると、中国や日本、アフリカの一部の国々では重度の肥満の割合が人口の5%以下に抑えられています。しかし、サモアの都市部では75%以上、アメリカの黒人などの特定層では45%と、肥満率が極端に高くなっています。中国でも、一部の都市では人口の20%が重度の肥満と分類されています。

 肥満の国際基準としては、体重を身長(メートル)の2乗で割った体格指数(BMI)が用いられています。例えば身長1メートル80センチで体重が90キロの場合、BMI値は27.8。BMIが25以上の場合は「肥満」、30以上の場合は「重度の肥満」に分類されます。

 アメリカでは成人の30%に当たる6000万人が医学的に重度の肥満とのデータがあります。また経済協力開発機構(OECD)によると、ヨーロッパでは一番重度の肥満の割合が高い国はイギリスで、人口の23%。

 しかし、比較的肥満率の低いヨーロッパの国でも、重度の肥満は増加傾向にあります。
 人口が6000万人を少し上回るフランスでは、10年前には重度の肥満の人口が360万人に抑えられていましたが、今日では590万人に増加しています。欧州連合(EU)全体では、45%以上の2億人が、ある程度の肥満に分類されると推定されまています。