デンソー、税務調査で138億円申告漏れ指摘

 自動車部品大手のデンソーが名古屋国税局の税務調査を受け、2011年3月期までの2年間で約138億円の申告漏れを指摘されたことが分かりました。シンガポールの子会社が得た配当収入について、タックスヘイブン(租税回避地)対策税制が適用され、デンソーの所得と認定されたもよう。地方税などを含め追徴税額は約61億円とみられ、同社は全額納付したとの事です。

 ただし、デンソーは「到底受け入れられない」として異議申し立てをする方針です。

 デンソーなどによると、国税局は同社のシンガポールの子会社で豪州・アジア地域の財務、物流拠点機能を担う「デンソー・インターナショナル・アジア」(DIAS)が、出資先である複数の海外孫会社から受けた配当を、親会社のデンソーに帰属する所得と認定した模様です。デンソー側は、DIASの事業には実体があり、対策税制の適用除外に当たると主張しています。

 DIASが受けた配当を巡っては、09年3月期までの2年間についても名古屋国税局が10年に税務調査で約114億円の申告漏れを指摘していました。デンソーは過少申告加算税を含め約12億円を納付したうえで、課税処分の取り消しを求める訴訟を名古屋地裁に起こし、現在係争中です。

未公開株詐欺、元社長ら再逮捕

 福岡、佐賀、長崎、大分4県警の合同捜査本部は19日、東京都中央区のビルメンテナンス会社「東京メンテナンス」の未公開株を巡る詐欺事件で、別の出資者からも未公開株の販売名目で現金を騙し取ったとして、元社長で浜松市南区安松町の亀井正行容疑者(73)ら7人を詐欺容疑で再逮捕し、新たに元営業員で長野県佐久市塚原の田中克枝容疑者(39)を同容疑で逮捕しました。

 発表によると、他に再逮捕されたのは、同社の元総務部長・津田勝(67)(埼玉県狭山市富士見1)、元通商部長・武田英夫(57)(東京都中野区中央3)、元株式公開準備室長・早川誠(65)(同板橋区宮本町)の各容疑者らで、8人は共謀し、同社が債務超過状態であるにもかかわらず、上場予定と偽った上で2009年1月~10年3月、福岡県の女性(84)ら5人に対し、「上場すれば1株(35万円)が数百万円になる」などと未公開株の購入を勧誘し、計555万円を騙し取った詐欺の疑いがもたれています。亀井容疑者は「未公開株を販売したことは知らなかった。指示もしていない」と否認しているという事です。

 これも典型的な未公開株詐欺です。一時はやったあと下火になったとおもいましたが、無くなる事はないようです、この手の詐欺事件は。一攫千金を狙う人間がいる限り、形を変え、手口を変え、繰り返されるのでしょう。

Jリーグが復興支援スペシャルマッチ

 6月11日、日本プロサッカーリーグは、7月21日(土)に県立カシマサッカースタジアム(茨城県鹿嶋市)で「東日本大震災復興支援 2012Jリーグスペシャルマッチ」を開催することを発表しました。この日大東和美Jリーグチェアマンと、選手を代表してベガルタ仙台の関口訓充、鹿島アントラーズの小笠原満男が会見を行ったものです。

 「Jリーグスペシャルマッチ」は、ベガルタ仙台、鹿島アントラーズ、東北出身の選手、海外招待選手からの選抜メンバーによる「JリーグTEAM AS ONE」と、仙台、鹿島を除いたJ1クラブから選出された「Jリーグ選抜」が対戦する復興支援チャリティマッチです。両チームの出場選手は、6月11日(月)18:00から受付開始するサポーター投票とJリーグ推薦により決定します。

 会見に出席した小笠原選手は「カシマスタジアムで開催していただけるということで、仙台とチームを組めることを非常に嬉しく思いますし、Jリーグを代表する選手たちといい試合をして、被災された方々にも喜んでいただくことができれば」
 関口選手は「この試合が盛り上がるように、また被災した地域に元気を与えられるようなプレーをできるように頑張りますので、僕に1票をお願いします」と、それぞれ意気込みを語りました。

 「東日本大震災復興支援 2012Jリーグスペシャルマッチ」は7月21日(土)19:00キックオフを予定。チケットの一般発売は6月23日(土)10:00よりはじまります。

ニュートリノ「超光速」は誤り

 名古屋大学などの国際研究チーム「OPERA」は8日、ニュートリノが光より速く飛んだとする実験結果について、「実験にミスがあった」として撤回しました。

 ニュートリノは素粒子の一種で、1953年から1959年にかけて行われた フレデリック・ライネスとクライド・カワンの実験で初めて観測されました。

 このニュートリノについてOPERAが昨年9月に行った、スイスのジュネーブ近郊にある欧州合同原子核研究機関(CERN)から、約730キロ・メートル離れたイタリアのグランサッソー地下研究所までニュートリノを飛ばす実験で、ニュートリノが光よりも60ナノ秒(1億分の6秒)早く到達したと発表し、大きな議論を巻き起こしていました。

 ”光よりも速い物質はない”と言うのがアインシュタインの相対性理論であり、現代物理学の大前提です。これが覆ると、物理学その物が覆りかねなかったのですが、結局実験装置の不備を修正した検証試験の結果を踏まえ、ニュートリノと光の速さには明確な差がないと結論づけ、京都市内で開催中のニュートリノ・宇宙物理国際会議で発表されました。