イー・アクセスとウィルコム、来年4月に合併

 ソフトバンクの3日発表によると、同社の携帯電話子会社であるイー・アクセスと、同じく簡易型携帯電話(PHS)子会社のウィルコムが来年4月1日に合併するそうです。イー・アクセスが存続会社となり、同社のエリック・ガン社長が新会社の社長に就くとのことですが、合併後に両社のブランドを残すかどうかは決まっていません。

 両社はすでに互いの販売店で商品を販売するなど協力しており、合併を機に、販売店を統廃合するなどしてコストを減らす計画。データ通信に強みを持つイー・アクセスと、音声通信に特化しているウィルコムは、いずれも低価格を売りとしており、合併でコスト削減が進めば、両社の強みがさらに生かせるとの判断です。

 ウィルコムは1994年にDDI(現・KDDI)が中心となって企画会社が設立され、1995年に「DDIポケット」としてPHS事業を開始したのが始まり。2005年に会社名をウィルコムへ変更しましたが、2010年に東京地裁に会社更生法の適用を申請。2009年12月末での負債総額は単体ベースで2060億円であり通信業の経営再建会社としては平成電電の負債額を超える過去最悪でしたが、ソフトバンクの傘下に入って再建を果たしています。

 一方イー・アクセスは、1999年(平成11年)に、インターネット・サービス・プロバイダとADSL回線の契約を一括で提供するホールセール(卸売)を行う企業として設立されました。2012年(平成24年)10月1日に、ソフトバンクの完全子会社になり、業務提携することが発表されています。