プロ棋士1勝4敗

 プロ棋士5人と5つのコンピューター将棋ソフトが戦う団体戦「第3回将棋電王戦」最終第5局は12日、東京都渋谷区の将棋会館で行われました。

 ここまで1勝3敗で既に負け越しが決まっていたプロ棋士側は屋敷伸之九段(42)が将棋ソフト「ponanza」(開発者・山本一成さんほか)と対局、130手で敗れ、対戦成績1勝4敗で将棋ソフトの完勝に終わりました。昨年行われた第2回将棋電王戦は1勝3敗1分けでプロ棋士の負け越しにおわっており、これで2年連続プロ棋士の負け越しとななりました。

 第1局は菅井竜也五段(21)が98手で「習甦」に、第2局は佐藤紳哉六段(36)が95手で「やねうら王」に連敗。第3局で豊島将之七段が「YSS」に一矢を報いた物の、第4局で森下卓九段(47)が135手で将棋ソフト「ツツカナ」に敗北して負け越し。

 今回からルールが変わり、プロ側は本番と同じ状態のソフトと事前の練習が可能になり、開催前はプロ有利とも言われていましたが、蓋を開けてみればソフトの圧勝。
 第4局で敗れた森下卓九段(47)は「読みで勝負する人間は心理的に不安定で、ミスもする」とコメント。感情に左右されず、疲労もしないソフトの手強さを実感したようです。